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盗撮に関して、よくある質問なのですが、壁の中や天上に仕込まれている・・・
果たしてそんな事が可能なのだろうか?
答えはNOです。
ではなぜNOなのか?
分かり易く説明して行きます。
まず、そのイメージは「1ミリの穴が有れば写す事が出来る」と言うマスコミの報道などが元になっていると思われますが、現実には1ミリの穴で写す事が出来るのは、コピー紙程度の厚みのものでしかありません。
人間の目には「視野」と言う物があるのと同じで、カメラにも「写角」と言う物があります。
例えば、左右70°と言った表記がなされています。
壁には厚みがあります。
一般的なベニヤ系の化粧板は4ミリ前後、プラスター系の天井材で8ミリ前後の厚みがあります。
つまり、壁や天井には厚みがあり、その中から見ると言う事は、トンネルの中から見ているのと同じ状況なのです。
人間の視野が180°と言ってもトンネルの中からは出口の所しか見えません。
そして出口に近付いていくと徐々に視野が広くなっていきます。
カメラもこれと同じなのです。
例えば、レンズ口径が0.8ミリのカメラの場合、壁の穴を1ミリとすると厚みとの関係は4:1の比率になります。
それをトンネルに置き換えると、トンネルの口径を4メートルとすれば16メートル奥から出口を見ているのと同じ見え方になります。
天井などは8:1の比率になりますので、32メートル奥から出口を見ているのと同じです。
ほとんど「点」にしか見えません。
そんな見え方では意味がありませんよね。
見えるようにする為には、穴を大きくしなければなりませんが、まともに写る為には厚みと同じ程度の穴が必要になります。
そんな大きな穴が開いていれば、一目で分かりますよね。

その他にも電源供給と言う問題も有りますし、設置工事と言う課題も有ります。
「壁の中に仕込む」と簡単に言いますが、それがどれだけ大変な工事が必要になるか?
特に壁に使用している釘は、プリントネイル系の頭が出ない釘か、スティープルと言うホッチキスの様な釘が使われています。
壁を剥がすにはこの釘を抜かなければなりません。
この釘を抜く時、釘抜きで板をえぐるように抜かなければなりませんので、壁板を新品に交換する必要が出てきます。
また、壁紙などが張ってあれば、壁紙も新品に交換しなければなりません。
つまり、元通りに復旧する事は出来ないのです。
天井にしても、素人さんは天井に上って工事をすると思いがちですが、天井裏の配線工事などは「天井材を外して下から工事」をしなければなりません。
天井裏に上って工事をすると、天井が抜けます。
天井材も壁と同じく、天井材を新しい物に交換しなくてはならず、一目瞭然で分かってしまいます。
電気配線も、壁や天井のコードから電源を取ろうとした場合、一旦ブレーカーを落として電源を止めてコードを切断して配線しなくてはならず、全ての工事を終えるには2日はかかります。
それだけの工事をしても写るのは「点」だけ。
これがどれほど無駄な事かお分かりいただけたでしょうか?
また「新築工事の時に」と言われる人もいるのですが、受け渡しの時に壁や天井に穴が開いていれば、即クレームで補修工事になりますし、工事が終わって何も無い綺麗な状態の時に穴があれば目立ちます。
理屈では理解出来ない人の為に、実際の映像を掲載しておきます。
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